武術でよく言われる「心技体」。
これが揃っている時、「武」が成立する可能性が出てくる。

- 「技」は、それを実現するための「体」を要求する
- 「体」は土台となり、「技」によって具現化する
- 「心」が定まらなければ、「技」も「体」も崩れる
「技」「体」を養う、というのはまだ理解しやすいが、「心」を養うにはどうすればよいか。
これは、私は最近まで「心は武術で養えるものではない」と考えてきた。
別のアプローチが必要であると思っていた。
しかし、指導を重ねていくうちに、そうではないと思い直した。
「技」と「体」が十分に高まり、眼前の事態に間違いなく対応できると確信できれば、「心」は平らかになる。
いわゆる「明鏡止水」だ。
武術において必要な「心」は明鏡止水であるので、武術によって「技」と「体」を養うことで、自分の「心」と向き合い、「心」を養う道が開かれる。
私がなぜ今まで「心は武術で養えるものではない」と考えていたかというと、これは私の「生来の才能」があった故だった。
私は今まで、武術の才能はないと思っていた。
私が出会ってきた師は皆、圧倒的な実力者揃い。
それと比せば己の非才を痛感するばかりだった。
しかし最近、「あ、私にも才能があった」と気づいた。
それが「心」だ。
私は幼少期から「鋼の心臓」などと言われており、心が揺るがない人間だった。
「心」の問題で困ったことがない。
解決できるものは解決できる。解決できないものは是非もなし。
それ以外になんかあるの?としか思えない性質だ。
こういう性質は、武術ではプラスに働く。
それ故、私は武術から「心」を学んだことがなかったのだ。
最初から備わっていたので。
しかし、他の人は必ずしもそうではない…ということに、指導をしていくうちに気がついた。
なかなか「心」が平らかにならない。
”敵”と向き合うと心がざわつく。
ま、そっちが普通か…
ということに今さらながら気がついた😅
武術を通じて「心」を養うならば、それは「技」と「体」を磨く、これに尽きる。
これによって「心の平静」を得ることができ、自分の人生に対処する力がつくならば、武術にも一種の「カウンセリング効果」があると言ってもよい。
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