まず「自分の身体に対するパワハラ」をやめる

昨日は、起業志向の学生を応援する学生団体「olly club」のネットインタビューを受けた。
なぜ「古武術パーソナルトレーニング」をやっているか、といったお話をする中で、衝撃の事実というか、私の取り組みの正しさを実感させられる話を伺った。

「高校の野球部で、まだ『うさぎ跳び』をやっている」

「古武術パーソナルトレーニング」をやろうとした動機について話す中で、実例として、私が考案したオリジナル練功法「兎突」を紹介した。

ちなみに、今は「兎斬」というものもある。

「昔のスポ根の時代では、「うさぎ跳び」というものがよく行われていたんですよ。今ではさすがになくなっていると思いますがね…」

などと話していたら、インタビュアーであるolly club代表の光村さん(現役学生)が

「いや、私が高校時代所属していた野球部ではやってましたよ」

とおっしゃったので、「ええっ!?」と驚きの声をあげてしまった。

まだやってたのか…!
うさぎ跳びでタイヤ引っ張るみたいなことを…。

私が子どもの頃となんら変わってない「スポ根」指導に、愕然とする思いだった。

私が古武術パーソナルトレーニングをやってる理由は「まさにそれです」という話をした。

ほとんどの人は「自分の身体にパワハラをやっている」。
「自分の身体に無理やり何かをやらせる」ことがトレーニングであると勘違いしている。
まず、これをやめてもらう。
そんなものは必要ない、と得心してもらうことが、古武術パーソナルトレーニングの最初の目標だ。

「篩システム」「パワハラ型トレーニング」からの脱却

もともと強い人、というのがいる。
もともと強い人は、スポ根についていけてしまう。
強い人をスポ根で篩(ふるい)にかけ続けて、その結果生き残った人が栄光を手にする。
これが「篩(ふるい)システム」だ。

そんな、シャケの稚魚を放流して帰ってきたやつだけを相手にするようなやり方が「指導」と言えるだろうか?
その過程で、どれだけ多くの人が篩にかけられて脱落しているか。

早い段階で脱落したほうがまだマシだ。
自分が「強い」と思っている人でも、この無情な「篩システム」は、より強い人を集めて篩にかける。
その結果、より手ひどい挫折感を味わうことになる。

「それによって金を稼ぐプロを養成する」のであれば、そうしたこともある程度仕方がないのかもしれない。
だが、そうした篩システムの反動で、運動そのものが嫌いになったり、運動というものに大きな誤解を持つ人が増えることになる。

ぜひ、ご自身の練習・トレーニング・稽古を振り返ってもらいたい。
ひとつの着目点は「怪我のしやすさ」だ。
「篩システム」「パワハラ型トレーニング」は、怪我をしやすい。
どうも自分はしょっちゅう怪我をするな…とお感じならば、やり方を見直すべき時だ。

人間は、身体から離れて生きていくことはできない。
どの人も、自分の身体と協力して生き抜くことができなければならない。
「スポ根」を是とする考え方を払拭し、「身体との和解」に導くのが、古武術パーソナルトレーニングの最初のミッションである。

特に、十分に身体に関する才能があったり、身体に関わる仕事をしているのに「篩システム」で挫折するのは、あまりにももったいない。

身体のことで悩んでいる方。
プロまたはプロ志向の方や、身体に関わる仕事をしている方。
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